初参加!2024年火の国祭り「総踊り」の裏側ってどんな?来年は?


まずは2024年火の国祭りに参加いただいたダンサーとスタッフの
皆さまお疲れ様でした!ありがとうございました!
予想通りの猛暑で過酷な一時間「総踊り」
無事乗り切れて本当に良かった!
沿道からの応援ありがとうございました!
改めて御礼申し上げます!

今回の参加は「飛び入り連」で当日参加枠に入る
という手段をとりました。
限定200名が参加できるポジションです。

というのは、
火の国祭りは最低30人のメンバーが所属するグループに
しないと審査対象となる「通常枠」には参加できない
仕組みになっています。
8月3日の夕方17時に「飛び入り連」の申し込みに
行ったらすでに長蛇の列!
「グループじゃないと参加できなくなっちゃった」
って、並んでいる熊本の方がこぼしていた。

そもそもグループごとに審査があるってのも
今回初めて知った(笑)一等賞は賞金30万円だそうな。

1チームにかかる経費と労力って莫大。
おそろいのTシャツ作ったり、旗を作ったり
自分で控室の場所を確保(有料)したり、飲み物など飲食物準備したり、
当日の仕切り、僕みたいに仕事で振付つくる人がいるなら
振付料。衣装や機材の保管費用。人数が増えれば増えるほど
金額があがる。ゲストダンサーとか呼んじゃったら
そのギャラ交通費も(笑)
「たのしかったーー!!!」の裏側には様々な段取りと労力と
経費が掛かってるんですよねー(笑)ウチもだけど(笑)
まぁ、賞金30万円だけで回せるレベルじゃないのは
予想できる。参加費とか集めてるだろうなーと。
もしくは会社から経費として出てるんだろうなと。
それぞれの会社の企業PRの目的で。

で、今回アブド・アートの企画として
所属ダンサーグループのゴーフィーニャス及び研究生、
ゲストに日田サンバユニオンのダンサーが出場しました。
スタッフ入れると15人程度のグループ。
規定人数に達しないので「飛び入り連」の最後尾につきました。

今回の目的はプロモーション。
その為にゴーフィーニャスの旗を作りました(笑)
デザイナーにロゴ制作してもらって。オリジナルの振付も制作しました。
むろん本来ならダンサーにも出演料が発生する。(ここ大事。自分たちの価値が下がる)
衣装の貸し出し費用、保管料、メンテナンス料、
機材費用、控室レンタル費用とか消えモノ(飲料)とか諸々総合すると…
たった15人の人間を動かすだけで一等賞金を丸っと超える金額になる(怖)
「たのしかったーー!!!」だけでは済まない気分になるのが
経営者の感覚なんですねー(笑)

で、今日の本題!来年どうするか?
アブド・アート及び
ゴーフィーニャスはエンターテインメント(有料)提供を
目的にして運営
をしているので、費用対効果で有益でないと
なかなか二の足を踏んでしまうなーというのが率直なところ。
まだ結論は出しませんけどね。

もしも来年も!って話なら
少なくても参加費くらいは徴収しないと企画として成り立たない。
さらに「通常枠」で出演するってなったら…そのために人集め。
そこに掛かる労力や経費が今回よりも多くなる。
っていうか…我々の活動目的からブレる。
我々は火の国祭りグループではないので(笑)

と書いていたら
浅草サンバを思い出しました。
かつて仲見世バルバロスに所属していたころ、
「浅草サンバカーニバルの優勝賞金200万円なんて当日経費で瞬殺だ」と
故高橋リーダーが仰っていた。僕が「そんな!意味ないやん!」言ったら、
目標が浅草サンバ優勝で「サンバチームは大人が本気で遊ぶ」こと
目的にしてるんだからイイんだよって笑っておられた。
懐かしい。GRESってそういう意味。余暇を楽しむ息抜き団体ってこと。
僕の場合はサンバを仕事にしてしまったので
浅草サンバのメンタリティは既に無くなってしまいましたが(笑)

自分たちのやっていることの目的からブレないように
冷静な自分を残しつつ「思い切り楽しむ!楽しませる!」
このバランス感覚がエンターテインメントを提供する側に
必要なメンタリティなんですねー