サンバはコミュニティだとブラジルで散々教えられました。
表面的な治安の良し悪しはあれ、
最近はブラジルより日本の方が過酷なように思います。
生きやすさという意味で。
10月5日6日と一泊の日程で宮崎県都城市で
サンバの合宿が行われました。
サンバ業界について知らない人は意外だと思いますが、
自分たちの技術力アップと親睦を深めるために、サンバ業界では合宿をよくやります。
底なしの酒飲みばかりなので、練習を口実に皆と飲みたいってのが大体の目的(笑)
10年前に阿蘇で九州初?の合同サンバ合宿を主催してから、
九州のサンバコミュニティが成長しています。
同時に支えてきたメンバーも年を取っていくわけです。
これは誰しも抗えない。
年齢を重ねていけば、その時々の悩みや迷いが生まれてくる。
皆がそれぞれ節目を迎えていたりする。
そんなとき年齢や立場を超えた仲間が居て
悩みを共有しあえる場所があるって貴重です。
リオデジャネイロのサンバチームでも、エンサイオ(練習会)の前後に
シュハスコ(ブラジル式バーベキュー)をして皆でワイワイすることがある。
本番なんて一瞬で終ります。
そこに行きつくまでの過程を大事にすることでコミュニティは成長する。
その中で自分の居場所とアイデンティティを守って辛い状況を皆で乗り越えていく。
これが100年以上受け継がれたサンバの本質。
先日、僕の娘が初めて「サンバをやりたい」と言ってくれた。
子供の言う事だから、どこまで続けるか分かりません。
でも、とても嬉しいこと(^^)
次の世代が育ってくれれば、サンバもコミュニティも
受け継がれていく。
「サンバは死なない。パレードは続く」んですねー