サンバは決まった型の無いダンス!湧き上がるグルーヴを肉体で紡いでいく!


昨日5月29日はレギュラーの平日夜サンバダンサーレッスンでした!
平日にも関わらず沢山の方々に参加いただきました。
本当にありがとうございます!

さて、僕はサンバを人に教えるようになって20年になります。
その間に他のジャンルのダンスも齧ったりしましたが…
未だに感じるのはサンバを教えるのは本当に難しい。

ブラジルでも色々な先生に習ったり、
僕がブラジルの子供にサンバを教えたりしましたが。
それぞれの先生ごとに違う!
サンバは決まった型が無いダンスです。
ただSamba no pe(サンバ ノ ぺ)と呼ばれる共通のステップがあるだけ。
よくイメージされるアレです。

それ以外にもサンバダンサーはサンバのグルーヴを
体現するために様々な動きをします。
女性はしなやかにボディムーブをし、
男性はシャープに多彩でトリッキーなステップを組み合わせます。
ベースにあるのはアフロブラジルの神々(オリシャ)の動きや
ウンバンダの神々のテイスト。その他にも別の地域のダンス要素が
混じったり。
とにかく変幻自在。個々人のダンスキャリアも反映される。
よく言えば自由。逆に言えばとらえどころがない。
これが正解!というのが無い。

サンバステップにしても人によって違う。
共通することはサンバのグルーヴを絶えず紡いでいるか?
仮に動きが止まっても(止まって見えても)
車のアイドリングのようにサンバは体内で回っている
気持ちの高まりと共に新たな動きの道筋に入っていく。

サンバのダンスは基本的に即興の世界です。
ショーの構成上振付をつくることはありますが、
それ以外は同じ曲でも毎回違う動きをする。
まさに「今、この瞬間を最高に生きる!」ブラジル人の精神性が
具現化している!
これこそサンバのダンスなんですねー

次回平日サンバダンサーレッスン
6月23日(月)19時半から
大江地域コミュニティセンターにてお待ちしてます!
初心者大歓迎!


6月14日は
ツナガルマジワル「熊本ブラジルの日」
こちらもよろしくお願いいたします!