昨日21日はサンバ練習会(エンサイオ)が開催されました。その中で、サンバ基礎講座をじっくりと腰を据えて実施!イベント出演が近いと中々こういった勉強会?ができない。この時期ならではの内容でした!
講師を務めてくれたWさんありがとう!理論的で素晴らしい内容でした!

この講座で気になったことは、サンバは他のジャンルの音楽とは明らかに違うという点。特にドラムセットを使うような音楽ジャンルとは全く違う。これは僕がサンバ熊本を2012年に立ち上げてからずっと感じていた違和感です。
これまでサンバ熊本には沢山の仲間が集まり、中には去っていく人も沢山。その中にはドラム経験者、バンド経験者が居ました。
むろんズブの素人よりは覚えが早いし、小器用にサンバの楽器を「こなして」いきます。で、ある程度やるとエンサイオ来なくなる。
その後、イベントの時だけ来る。「何か出演があったらヘルプで行きます」的な、至極バンド的な感覚でサンバ熊本に混ざる…
これに僕はずっと違和感があった。
彼らはサンバも他ジャンルの音楽同様にとらえて、自分の経験を活かして「こなせる」「簡単にできる」と感じてる?
サン熊メンバーよりも正確にリズムを刻めてる。出来ている。と思ってる。
でもね。僕の感覚的には「サンバ」に聞こえないんですよね。
どんなにメトロノーム的に正確で、小器用にできていても。
そもそもグルーヴが違う。正確に叩けてるからって、サンバ独特の「うねり」になってない。特にサンバ熊本のグルーヴになってない。これは楽譜に起こせるような「うねり」ではない。タイトルにあるように有機生物のような「うねり」、それぞれの演奏者(もちろんダンサーも)の身体の奥底から湧き上がるサンバのグルーヴをそれぞれの楽器の先に現出させる感覚。それを不揃いのパズルを組み合わせるように一体にしてサンババツカータが出来上がり、サンバの楽曲になる。
その際「俺のドラムに合わせろ!」とかいう感覚ではサンバは成立しない。とWさんも言っていた。激しく同意。
例えば、生物が一つの生命体として活動する際に、「俺(心臓)の動きに合わせろ!」とそれぞれの臓器や体の一部が主張しているわけではない。それぞれが「その時の調子」に合わせて変化して、補い合い成立する。
サンバも同じ。
どれかのパートの調子が良いときもあるし、悪いときもある。その瞬間の調子や状況も含めて一体にして初めてサンバ独特のグルーヴが成立する。
そんな対応が出来るようになるには、普段から「一緒に」練習してないと無理。まして本番だけヘルプで参加するとか論外。
サンバ熊本が14年間積み上げてきたグルーヴがあり、それは一つの生き物みたいなもので、楽器はあくまでもそれに乗っかり、お互いを補完しながら作り上げる。これはブラジルのサンバチームのサンバも同じ。サンバに楽譜がないのは「貧しくて音楽教育を受けれない人が参加している」という側面もあるが、楽譜という枠に押し込んでしまってはサンバが半分死んでしまうからなのだと思う。
とくにサンババツカータの「うねり」がなくなってしまう。ダンサーはもっとわかりやすい。様式美に走って、形だけを追ってもサンバにならないのがサンバダンサー。だから常にグルーヴを意識しろと言ってる。
今回のサンバ基礎講座で新しく入った方々も少し理解が進んでくれればいいなと思いました。あらためてWさんありがとう!
