10月27日開催大江公民館「ブラジル講演会」日本と真逆のブラジルに何を学ぶ?


10月27日(日)朝10時から12時まで開催された
大江公民館様主催のイベント、
「聞きたい!知りたい!まるごとブラジル講演会」の講師
として講演してまいりました!
朝早くから沢山のご来場、誠にありがとうございました!
開催にあたってご協力いただいた皆様も含めて、
改めて御礼申し上げます!
ゴーフィーニャスのメンバーも駆けつけてくれた!
ありがとう!

今年は目標を立てて、
「踊る」だけでなく「喋って伝える」ことも僕の大事なミッションとして
トークライブや講演会の活動をしてきました。
順調に目標は達成しつつあります。

さて今回の「ブラジル講演会」。
サンバダンサーの僕が喋るのでサンバの話題が
どうしても中心になってしまいがちですが、
伝えたいことは随所に散りばめました。
メインメッセージは
「日本と真逆のブラジルに自分たちの生き方のヒントを学ぶ」です。

ブラジルは日本と地理的に真逆って意味もありますが、
国民性(人間性)が真逆ということ。

今回2023年から2024年にかけて僅か3ヶ月(サンバ的には短い)の
滞在でしたが、ブラジル人はとことん日本人と違うなーと感じました。

それはサンバに対する変態じみた(笑)思い入れだけでなく。(リオの人)
陽気で自分の欲望に忠実な姿勢
時間通り、予定通り進まなくても、なぜか帳尻を合わせてしまう柔軟さ。
呆れるほどの自己肯定感の高さ。
自己主張の強さ。
むろん、良い面ばかりじゃないです。
本当にイラッとすることもあるし、
日本だったら考えられないことも平気でする。

別のブログで書きましたが
逆に日本は過剰なほど時間に正確で、
行き届いたサービスと「おもてなし」。
何も考えず、何も主張しなくても
当たり前のように得られる便宜。
日本は本当に便利だし何をするにしても楽。

講演会で僕が話した事の一つをご紹介。

リオ郊外へ小旅行に行った時のエピソード。
乗っていたバスが故障して6時間後(笑)に変わりのバスが来たのだけど
なぜが全然ルートが違っていて、なんのアナウンスも無し。
乗る際に何度も確認したのに!
幸い逐一自分の現在位置をグーグルマップで確認していたので
一人で途中駅で降りて、バス停の係員への猛烈な抗議と交渉の末
なんとか目的地に着いたという話。

日本だったら意味わからん。
あり得ない話。

でも、ここから学ぶこと。
主体的に自分から情報を取りにいって
自分で判断して必要だったら抗議して
自己主張して、主体的に問題解決をする。
他人に流されず自分で考えて行動する。

僕はですね。
日本の方々の「よくある姿勢」にとても不安を感じています。
問題があるのに黙ってる。自分に関係があることなのに無関心。
他の人がやってるから、という理由で行動する。
黙ってても誰かが助けてくれると思ってる。
発言しない。自己主張しない。斜に構えて諦めてる。
発言することは恥ずかしい?
「おかしい」ことを「おかしい!」と言わない。
そのくせ、色々我慢して溜め込んで、自●したり、犯罪を犯したり。
日本の過剰な「おもてなし」のせいで、生き残るための
大事な能力が退化してないですかねー
寡黙で従順で勤勉なだけでは、これからの時代生きていけない。
と思うんですよねー

ところで選挙行きました?ブラジルも政治は腐敗してますが(笑)、
市井の人々は主体的に積極的に
全身全霊で自分自身の人生を楽しんでいるように思えました。

講演会企画、また新しいネタで開催したいと思います。
お楽しみに!